白泉社の人々PROFESSIONAL

編集長INTERVIEW

雑誌と絵本を通じて
“楽しい親子時間”を
届けています。

kodomoe編集長

森 綾子Ayako Mori

kodomoe

奇数月7日発売
https://kodomoe.net

kodomoe 親子時間を楽しむ育児情報誌というコンセプトを掲げ、絵本を軸に据えながら生活にまつわるさまざまな情報を取り上げています。毎号、絵本が付録となっているのが特徴で、それを目当てに購読される方も多いです。

奇数月7日発売
https://kodomoe.net

子育ての中で得られた実感が
絵本作りのヒントに

子育ての中で
得られた実感が
絵本作りのヒントに

森 綾子

書籍編集部を経て、2003年に絵本雑誌の『MOE』編集部に配属されました。小さい頃は絵本が身近にたくさんあったのですが、小学生になってからはまんがばかり読んでいて、絵本からはすっかり離れていました。そのため配属当初は、まさに手探りの日々でした。

それが変わったきっかけは、2007年の出産です。子育てをしていると、日々子どもに絵本を読み聞かせする機会があり、子どもがどんなところに反応を示すかを肌で感じることができました。それまで自分は「絵がいいかどうか」で絵本を見ていたのですが、子どもは「音やリズム」に、より反応しているということに気づきました。

『こどもMOE』(『kodomoe』の前身)の付録として出発した『ノラネコぐんだん パンこうじょう』は、書籍編集部時代に担当した工藤ノリコ先生の『がんばれ! ワンワンちゃん』というまんがの脇役だった、ノラネコぐんだんを主役に起用した絵本です。昨年、シリーズ累計100万部を突破し、大人気絵本シリーズとなりました。

雑誌を作るうえで必要なのは
身近な気づきや発見です!

森 綾子

『MOE』の親子向け増刊として『こどもMOE』の企画を会社に提案したところ、「やってみていいよ」と言ってもらいました。編集長代理として『こどもMOE』を不定期で2年ほど作ったのち、2016年から『kodomoe』の編集長を務めています。 創刊当時は、「子どもを産んでも丁寧な暮らしを送りたいママ」を意識した誌面づくりをしていました。でも、毎号届く「愛読者カード」の感想を熟読するうちに、育児や家事に追われて疲弊している多くのママたちが求めているのは、「安く手に入るものを使って、簡単に、親子の時間を楽しむ方法」であることに気づきました。

現在のスタッフはほとんどが子育て中の女性なので、日々の雑談の中でふと発せられる育児の悩みや解決のアイディアが、企画の元になることも多いです。

白泉社には社員の熱意を受け止めて、挑戦させてくれる雰囲気があります。「これだけは譲れない」という情熱と、周囲の意見にしっかりと耳を傾けられる人にはぴったりの職場だと思うので、そういった人たちと一緒に働きたいですね。