moreNEXTPREVclick

白泉社2025年度定期採用情報

白泉社 RECRUITING SITE 2025

〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町2丁目2番地2
Google Map

Xコーポレートサイト

このサーバー上のデータの著作権は、全て白泉社が保有します。
無断複製・転載・放送等は禁じます。

営業の湯営業の湯

白泉成分・効能白泉成分・効能

書店プロモーションから売上分析まで、絵本の販売を総合的に担当

中途採用で2018年に入社しました。以前は商業施設の設計工事をする会社で法人営業をしていました。その経験があってか、白泉社に入社後、当時の社長から本社エントランスの空間プロデュースを任されました。元々まんがに携わる仕事がしたいと思っていたのですが、蓋を開けてみたら絵本の担当に。販売部の仕事は、書店フェアの企画と実施、書店の営業受注、取次会社の配本作業、発行部数の検討、在庫管理、売上分析、宣伝広報部と一緒に販促物の検討など。絵本を作った後のことは全部やるくらいの気持ちでやっています。

絵本がコミックと違う点は、新刊だけじゃなく既刊も動いて売れるし動かさなきゃいけない所です。既刊をどう動かすかというのは常に工夫しています。年中行事や季節性を考えながら、書店に案内したりフェアを企画したりします。フェアの中では担当している『ノラネコぐんだん』シリーズのフェアが1年で一番規模の大きな仕事です。毎年新刊が出るタイミングで日本最大級の大規模フェアを書店で行うのですが、毎年同じことをやっても飽きられてしまうので、手を変え品を変えでやっていく工夫が必要なんです。

『ノラネコぐんだん うみのたび』を発売した際は、ちびトートバッグを購入特典として用意しました。育児誌の『kodomoe』の付録の大きいトートバッグとデザインが連動していて、一緒に買ってもらえる仕組みを作ったのですが、これがすごくハマりました。

市場から逆算して商品を作ることも

『kodomoe』関連の仕事は、編集部と販売部、宣伝広報部がチームとなってやっていて、“売る”という目的のために、皆が通常の考え方を超えて関わるような仕事の仕方をしています。私から企画提案するフェアもあれば、編集部から「こういうのを書店でやってほしい」と依頼を受けるものもあります。

通常は編集部が本を作って、出来たものに対して販売部や宣伝広報部が売り方を考えるという業務フローになりがちだけど、絵本の分野ってもうちょっとマーケットインというか。売ることから逆算して商品を作るほうが絶対に効果があるので、ここ数年はそういった仕組みを考えた上で商品企画をという流れでやっています。『ノラネコぐんだん ぺこぺこキャンプ』では、販売部から編集部に提案して、フェアありきで商品を作るという初の試みをしました。通常版と限定版の2種類を作って、フェア参加店限定で商品展開をしてもらうという企画です。

絵本って季節を意識した動きも重要で、季節イベントに合った絵本を出せば、毎年その時期に重版をかけて売り出せる。例えば、梅雨の絵本を作ってくださいとオファーして、実際にてるてる坊主の絵本が出来て6~7月によく売れました。中身を作るのは作家と編集者という前提はあるけど、こういう商品を作ってほしいというのは、市場から逆算して伝えることもあります。工夫次第で色んな商材を盛り上げていけるんです。

柴田ケイコさんの『ドーナツペンタくん』は、『kodomoe』の若手編集者と一緒に盛り上げたという熱い記憶がある作品です。大人気作家さんの新刊でかつ内容もとても良いものだったので、絶対に成功させなければいけないという社内のプレッシャーのなか、考えつくものは全部やろうと宣伝広報部にもめちゃくちゃ動いてもらって。売れるところにピンポイントに仕掛けに行ったのですが、発売からすぐに重版が決まり、それから毎月重版。そのたびにSNSで動画を出して、夏の絵本なのに夏以外も売れている作品になりました。あらゆる施策が売上に繋がった実感があります。

白泉社はどの部署でどんな仕事をしても面白さを感じられる

これは僕が販売部だからとかは関係なく、やっぱり出版事業って本を出す=ビジネスなんです。その感覚を知ってもらいたくて、総務人事部にお願いして新入社員研修に数字にまつわる講義と実習のカリキュラムを足してもらって講義をしました。コミックや書籍を出すにあたってどのくらいお金がかかるのか? 発行部数何万部、メディア化など色んなケースを出して、どのくらい利益が出るのか、あるいは損失が出てしまうのかというケーススタディです。ちょっとお堅い研修だけど、必要だと思ってやりました。自分は白泉社の中で、どちらかというとビジネスとしてちゃんとしていなきゃいけない側だと思っているので。

白泉社はコミックの会社だと思われている部分が多いですが、自分は「白泉社は絵本の会社だよね」とも思われるようにしたい。僕が絵本の仕事をしている限り掲げている目標です。『ノラネコぐんだん』のチームでは、300年後も愛される作品にするという目標を掲げています。

白泉社はどの部署でどんな仕事をしても、面白さを感じられる会社。その証拠に、僕はコミックが好きでコミックの仕事ができると思って入ってきたけど、今は絵本の仕事ができて良かったと思うし、性に合っていたなとも思います。そんなふうに自分の仕事の面白さをすごく深掘りできる。編集じゃなくて営業部門でも営業部門ならではの面白さがあって、それを追求していける楽しさに満ちています。

OTHER INTERVIEW

少女まんがの湯少女まんがの湯
少女まんがの湯少女まんがの湯
営業の湯営業の湯
絵本の湯絵本の湯
青年まんがの湯青年まんがの湯
新人発掘の湯新人発掘の湯
まんがの原画展まんがの原画展