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白泉社

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2014年03月19日 アーカイブ


なんて素敵にジャパネスク 人妻編 文庫版刊行スタート。

画像の確認
画像の確認
「なんて素敵にジャパネスク」と言えば、1980年代に一世を風靡した、故・氷室冴子先生の代表作のひとつ。
山内直実先生の手によって「花とゆめ」でコミック化され、新書判の花とゆめコミックスは93年までに11冊、文庫版も次いで98年までに6冊刊行され、どれも大好評でした。

氷室先生の原作小説は、集英社のコバルト文庫から刊行されている以下の10冊。

「なんて素敵にジャパネスク」「なんて素敵にジャパネスク2」
「ジャパネスク・アンコール!」「続ジャパネスク・アンコール!」
「.なんて素敵にジャパネスク3 人妻編」 「なんて素敵にジャパネスク4 不倫編」
「なんて素敵にジャパネスク5 陰謀編」 「なんて素敵にジャパネスク6 後宮編」
「なんて素敵にジャパネスク7 逆襲編」 「なんて素敵にジャパネスク8 炎上編」

山内先生が当初コミック化したのは4冊目の「続ジャパネスク・アンコール!」までの部分で、原作の残り部分「なんて素敵にジャパネスク3 人妻編」以降のコミック化が長年待たれていました。

2005年になって待望の続編、「なんて素敵にジャパネスク 人妻編」の連載がスタートし、2011年6月までに11冊の花とゆめコミックスが刊行されました。今回の文庫版の6冊はこの部分の文庫化にあたります。

1998年に刊行した白泉社文庫「なんて素敵にジャパネスク」全6巻と、この「人妻編」全6巻で「ジャパネスク」の文庫版コミックは完全に揃う事になります。
この機会に「なんて素敵にジャパネスク」共々ぜひ揃えてお買いお求めいただけますよう、よろしくお願いします。


最強タッグふたたび!

白泉社文庫20周年という節目に、美内すずえ先生の「ガラスの仮面」第26巻と、魔夜峰央先生の「パタリロ!」の「選集・50」が同時発売されました。

glass_026_h1_blog.jpg

まずは「ガラスの仮面」。
今回の文庫版には、花とゆめコミックス版第46・47巻にあたる部分が収録されています。事故により失明の危機に陥った亜弓さんが、母と協力して挑む凄まじい稽古のシーンから始まり、真澄さんとマヤちゃんの中を裂こうと画策する紫織さんや、それでも心を通わせ合う二人の姿が描かれ、物語にぐいぐい引き込まれてしまいます。
「第1回 ガラスの仮面国民的名シーン」の堂々第1位に選ばれたあのシーンも登場。
http://www.hakusensha.co.jp/glass/famous_scene/

今回巻末インタビューをお願いしたTAKAHIRO(上野隆博)さんが振り付けを行った、ミュージカル「女海賊ビアンカ」の大阪公演が来月行われます。
http://www.gekidan-tsukikage.com/

TAKAHIROさんは、マイケル・ジャクソン(Jackson5)がデビューしたことで知られるNYアポロシアターのコンテスト番組で9大会連続優勝をなし遂げ、マドンナのワールドツアーに参加するなど世界で活躍するダンス・アーティスト。「ガラスの仮面」への思いをたっぷり語っていただきました。

また、オビでもお知らせしていますが、今年の8月に青山劇場で「ガラスの仮面」が舞台化されます。マヤ役は貫地谷しほりさん。詳しい情報は公式サイトをご覧下さい。
http://garasu2014.com/

pata_050_h1_blog.jpg

そして「パタリロ!」。
ついに50冊目となった文庫版には、これまで「幻の作品」となっていたエピソード「マリネラの吸血鬼」が収録されています。実はこのお話、現在文庫を担当している私は恥ずかしながら「幻」になっていることを知りませんでした。それが、先生が最近トークショーでお話しになったのを聞いて、せっかくの50冊目なのでなんとか収録できないかと思った次第。

そもそもなぜ幻になったのかについては魔夜先生の描き下ろし2Pをお読みいただくとして、今回掲載が可能になったのは、関係各社にご尽力いただいたおかげです。心から感謝申し上げます。

せっかく昔のお話を掲載するのだからと、デビュー前後から「パタリロ!」スタート当時のお話を先生に伺いましたので、巻末インタビューもぜひお読み下さい。