９月の『空のむこう』に続き、遠藤先生の白泉社文庫17冊目にあたる『犬ぐらし』が発売されました。

遠藤先生と愛犬・ナナっちとの愉快な生活を描いた、ジェッツコミックス『犬ぐらし』の内容に加え、単行本未収録だった「犬ぐらし特別話ん」「犬ぐらし特別話ん２」の２本（計12Ｐ）を収録。もちろん描き下ろし「あとがき」も入っています。

遠藤淑子５か月連続刊行フェア「エンコミ！リターンズ」第３弾ということで、帯折り返し部分にはリレーイラストも掲載。上記「あとがき」も、『空のむこう』→『なごみクラブ　４』（竹書房）→『犬ぐらし』と続いています（！）ので、この後発売される『プラネット　１』（祥伝社）と『今月のわんこ生活　３』（発行 秋水社・発売 大都社）とあわせてお楽しみ下さい。

「エンコミ！リターンズ」の情報は、こちらのページもチェック！

『彼氏彼女の事情』の文庫化（全10巻＆『ＷＯＲＤＳ　彼氏彼女の事情詩集』）も記憶に新しい津田先生の、作品集第２弾『夢の城』が発売です。

表題作を含むファンタジー系４作（「森の中」「わたしは人魚」「夢の城」「赤い実」）に、近未来ＳＦ「ノスタルジア」と男子校を舞台に二人の少年の友情を描いた「な忘れそ」を収録。このうち「ノスタルジア」は「彼氏彼女の事情」の中に登場した劇中劇「鋼の雪」の世界を描いた作品です。

帯のキャッチには「６つの愛の物語」と入れましたが、男女の愛に限らず、人と人が向き合う中で育まれる感情を独特の語り口で描いた珠玉の６編です。

ちなみに津田先生の作品集第１弾は、初期の恋愛モノを集めた『ブスと姫君』。未読の方は、こちらもぜひ読んでみて下さい。