#02

深谷 実咲

デジタル編集室 / 2020年入社

デジタルまんが 編集者の妄想

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深谷 実咲さん

深谷 実咲

デジタル編集室 / 2020年入社

デジタルまんが 編集者の妄想

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MISAKI FUKAYA MISAKI FUKAYA MISAKI FUKAYA

作家さんと一緒に妄想ふくらませる

電子書店の営業職を経て、第二新卒で白泉社に入社しました。まんがの編集をやりたい、作り手として関わってみたいという気持ちがずっとあって。所属しているデジタル編集室では、主に女性向けのデジタルまんがを作っています。『Love Silky』 『Love Jossie』 『花丸漫画』 『黒蜜』などの電子雑誌掲載に向けて面白いまんがを作っていくのが、今の私の大きな仕事です。

キャラクタープロデュース部でも「マンガPark」などのアプリでデジタルまんがを制作・配信していますが、デジタル編集室で作るまんがの主戦場は、コミックシーモアさんやebookjapanさんなどの電子書店。電子雑誌、話売り、電子コミックスの3つの売り方があります。大人向けの恋愛まんがや、広告バナーでもよく見かけるような刺激的でどろどろした作品、衝撃エピソードなどが今は人気があります。そういった電子で売れるトレンドを踏まえつつ、新しくて面白い作品づくりを目指しています。

昨年連載がはじまった南文夏さんの『イジめてごっこ。』という作品は、ピュアなカップルがSMを通じて愛やコミュニケーションを深めていくお話です。ラブコメとしての面白さに、南さんならではのキャラの個性・可愛らしさ・エロティックさや、SMならではの掛け合いが加わって、これまでには無かったような新しい作品になっていると思います。入社一年目にはじめて立ち上げから関わった作品で、とても思い入れがありますし、大きな経験になりました。

インプットもアウトプットもしまくる
インプットもアウトプットもしまくる

インプット
アウトプット
しまくる

昔はただ妄想するだけでよかったけれど、今はふと、これってどうしたら企画にできるかなと考えるようになりました。例えばドラマを観ていて、知的な人が急にエロくなる瞬間がめちゃくちゃ萌えるな…と思った時に、じゃあそれを企画にするとしたら?と、色々な切り口やシチュエーションを妄想して、メモに箇条書きにしています。

またインプットと同時に、何よりアウトプットをしまくることを一番大事にしています。例えば、作家さんとの打ち合わせで、企画をいくつか考えて持っていってみるというのはよくやっています。その企画が使えなかったとしても、お互いの好みや思考を知るために大切だなと思います。「マンガラボ!」でいいなと思った作家さんとマッチングしたり、他社で描かれている作家さんにお声掛けをしたり。1週間の目標人数を決めて、とにかくがむしゃらに手を動かしています。

デジタルまんがの武器はなんといってもスピード感とページ制約の少なさだと思います。ページ数の決まりが紙媒体と比べて緩く、何ページでも何タイトルでも配信できるので、面白い作品をすぐに世に出せるチャンスがあります。また、配信した翌日には電子書店のランキングなどで結果が目に見えるので、そういった意味でのスピード感もあります。紙と電子でそれぞれに良い部分がありますが、作家さんも編集者もすぐに実践しながら経験を積めるのが、デジタルまんがならではの魅力の1つだと思います。

自分主導の電子雑誌を作るのが目標

自分主導の電子雑誌
作るのが目標

例えば、自分が日々感じているモヤモヤや気になるトピックがあって、そこから「こういう作品があればいいな」と妄想し、温めていた企画があったとする。それを作家さんに提案してみたところ、面白がってもらえたり、こうした方がもっと面白いのではとアドバイスをいただいたりして、その場で少しずつお話が進んでいく。そんなふうにどんなに些細な疑問やくだらない妄想でも出発点になり得るのがとても面白いです。

直近の目標は、編集長として新しい電子雑誌を作って売ることです。実際に動き出していまして、描いていただける作家さんを探しながら準備を進めているところです。やるからには私の好きな作家さんや、いいなと思う作品を詰め込みたい。雑誌の表紙もラインナップも、何から何まで自分の思いどおりなので、それこそ妄想力が試されるというか(笑)どんなものが出来上がるのか、自分でもワクワクしています。

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白泉社を目指す学生の皆さんへ。白泉社を目指す学生の皆さんへ。白泉社を目指す学生の皆さんへ。

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