LaLa編集部 中村友美
LaLa編集部 中村友美
好きなことを仕事にできたシアワセ

販売課からスタート!

入社して最初に配属されたのは販売課。販売の仕事は大きくは二つあって、一つは販売管理。雑誌やコミックスの発行部数を決めたり、重版をかけるかどうかなどを判断します。もう一つが販売促進。書店さんとフェアを組んだり、作家さんのサイン会や原画展などのイベントも企画します。
作品を売るには、書店さんなどにまずは興味を持ってもらわねばと、作品の面白さや情報をしっかり伝えるよう努力。そんな自分の働きかけがきっかけで、書店さんに信頼してもらえてフェアが出来て、実際に本が売れて多くの読者に届くことに感激。頑張った分結果も返ってきて、達成感もすごく大きかったです。

編集部員の仕事は
なんでもあり!

入社3年でLaLa編集部に異動。編集部では、作家さんと一緒に作品を作る他にも、作品と作家さんに関わることは何でも、編集部員がやります。カラーの記事ページや次号予告を作ったり、ふろくの企画を考えたりも。
販売時代は、自分が頑張ることで結果もついてきましたが、編集部では、自分が絵を描けるわけでもなく、まんが家さんに頑張っていただかないと、我々は何もできません。ある時、雑談の中で、時計がずれていた話をしたところ、後日、作品のエピソードとしてネームに昇華されてきたことが。あんな馬鹿話がこんな形になるとは!とまんが家さんのすごさを改めて感じましたね。作家さんのモチベーションを少しでも上げられるよう、雑談も気を抜かず(笑)、出来ることは何でもしていきたいと思っています。

編集部でバトル!?

販売の頃は、人付き合いは、全国の方とのお付き合いなので広く浅くならざるを得ませんでした。担当者として、出来るだけよい印象を持ってもらいたいと思っていたのも正直な気持ち。編集部での作家さんとのやり取りでは、それが全く違うものに。
昨年の夏に、石原ケイコ先生と新連載「偽りのフレイヤ」を立ち上げることになったんですが、主人公のキャラクターや設定などで意見が割れてしまって。販売時代だったら、意見が対立したら引いてしまっていたと思いますが、作品のこととなれば別。深夜に至るまで意見のバトルに!よい作品にしたいというお互いの思いがあって、作家さんが私の意見にも耳を傾けてくれる、その関係性があってこそ出来たことでした。その甲斐あってか、読者の反応も良かったのはとても嬉しかったです。まんが家さんとのつながりは、やはり販売時代の人間関係とは比べ物にならないほど密接。言いにくいこともちゃんと伝えられる信頼してもらえる関係性を作っていきたいです。

締め切り前はヤキモキ

締め切り日が近づいても原稿がなかなか出来上がってこないときは、正直ストレスがたまります(笑)。でも、やっと送られてきた作品が面白いと、そんな気持ちもすっかり吹き飛んでしまって。まんがの力ってすごいですよね。自分が面白いと思った作品が、読者にも喜んでもらえるのは、すごくやりがいを感じられるし、その読者の反応を聞いた作家さんが喜ぶのを直に感じられるのも、編集者の特権。販売のときに感じていた達成感とはまた違った大きな喜びがわいてきます。自分で絵を描いたり、作品を作ったりすることは出来ませんが、作家さんの横で、作家さんを支えられる存在でありたいと思います。

劇場版「夏目友人帳」
準備中!

先輩から担当を引き継いだ緑川ゆき先生の「夏目友人帳」は、アニメ化などメディアミックスも盛んで、TVアニメ化10周年を迎える今年2018年には「劇場版 夏目友人帳」の公開も予定されています。脚本の確認など、着々と準備を進めている段階です。ニャンコ先生のグッズも大人気で、たくさんの種類を作って頂いていて、その造形や顔のバランスなどのチェックも担当者が行っています。メディアミックスでは作品に関わる人が多く、チェックする案件も膨大。緑川先生のイメージや「夏目友人帳」の世界を関係者に伝えて、しっかり守っていきたいです。

好きなことを仕事に!

仕事は楽しんでやっているので、忙しくても苦に感じたことはありません。それは販売でも、編集でも同じ。どんな仕事もそうですが、やっていることを自分の中で楽しさに変えていけるかどうかが大切なのかなと。
就活の時に「好きなことを仕事にすると辛くなるから、趣味とは関係ない仕事がしたい」と言う人がいましたが、私はずっと「好きなことを仕事にしたい!」と思っていました。この仕事を選んだのは、子どもの頃からまんがや本が好きだったのと、学生時代にずっと書店さんでアルバイトをしていたことがきっかけ。好きなことを仕事にできて本当によかったと思っています。

就活生へのメッセージ

仲間を作って乗り切って!

就活は、ひとりでやっていると辛くなってくるので、人を巻き込むのがお勧めです。違う業界を受けている人と飲みに行ったりすると、第三者としての新鮮な視点をもらえて、助けられることも!

先輩紹介
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