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職種紹介

1つのコミックが世に出るまでに、
作家はもちろんのこと、さまざまな職種・会社が関わります。
ここでは一連の工程を紹介しながら、各担当者の「企み」をご紹介します。

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企画

どんなキャラクターにするか、どんな設定にするか等を作家と編集で打ち合わせします。
ゼロからイチが生まれるキッカケづくりは編集の大事な仕事。

作家のやりたいことと、編集としてその路線が売れるだろうということをネタ出しの段階ですり合わせていきます。担当している『幽霊城の旦那様』では、柴宮先生が前作でのほほんとした女の子を描かれていたので、「今回は強気なキャラでやってみましょう」とふたりで話し合ったりもしました。(花とゆめ編集部 O.S)

私の場合、担当作家に描いてもらいたいネタを数本用意して打ち合わせをすることが多いです。また、作家が描いてみたいネタも引き出していき、バッチリハマるアイデアを探っていきます。 (ヤングアニマル編集 Y.Y)

2

プロット

話の流れやエピソードを文章で書きだしてまとめます。流れだけを書く作家もいれば、細かいセリフまでびっしり書きだす作家もいて、やり方は十人十色。作家がまとめたプロットをもとに、作家と担当編集で打ち合わせを行い、ブラッシュアップさせていきます。

次のネーム段階になると、直しが大変になり作家に負担もかけてしまうため、できるだけプロットの段階で固めておきたいです。「このシーンが魅力的なので見開きでやりましょう」といった構成や演出の提案もします。(花とゆめ編集部 O.S)

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ネーム

「まんがの設計図」ともいえる重要な工程です。プロットをもとにコマ割りを考え、キャラクターや吹き出しを描いていきます。最低限のラフな絵を入れる方、下書きレベルで絵を描きこむ方など、ネームも作家によってさまざま。

プロットの打ち合わせ内容が反映されているか等をチェックしていきます。絵が入ることでシーンのイメージがグッと変わることもあるので、演出を増やしたり減らしたり…もしていきます。(花とゆめ編集部 O.S)

連載を狙う場合、第1話から第3話までのネームを何度も調整を重ねて作り込みます。ネームを編集部で提案して通れば、いよいよ連載に向けた準備がスタート! (ヤングアニマル編集 Y.Y)

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原稿作成 写植指定

いよいよ作画。作家が下書き→ペン入れ→仕上げ(ベタやトーン処理)の順番で作業します。原稿に命が吹き込まれていきます。
一方、編集はセリフやモノローグといった文字のフォントや大きさを決めていく、写植指定という作業を行います。作品の世界感を左右する重要な作業です。

原稿完成後だと校了に間に合わなくなることもあるので、作家から下書きが上がってきた時点で写植指定をしておきます。(花とゆめ編集部 O.S)

作家に原稿作業を進めていただいている間、作品ロゴや新連載用カラー扉ページをデザイナーに発注したりするのも編集の仕事です。 (ヤングアニマル編集 Y.Y)

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雑誌掲載

完成した原稿は印刷所へ入稿され、
雑誌が出来あがります。

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単行本化に向けた検討

連載が進んだら次は単行本化・電子書籍化です。
編集が制作部にコミックスの装丁を相談、制作部は印刷会社に見積書を依頼し、原価計算をします。また、販売部が初版発行部数を計算し、いよいよ商品化に向けた動きがはじまります。

編集の単行本作業は、雑誌掲載時からの修正対応、構成検討、カバーと帯のデザイン等があります。帯でプレゼントキャンペーンを企画したりもします。(花とゆめ編集部 O.S)

カバーのデザインは売り上げを左右する重要なポイントの一つ。書店のコミック売り場やSNSで情報収集し、デザイナーと相談を重ねて、目を引くデザインを模索します。 (ヤングアニマル編集 Y.Y)

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売り方を考える

宣伝担当は交通広告やSNS広告、PVなどプロモーションに関わることを企画します。また、販売担当が書店でのフェア等の紙の単行本の販促全般を企画、デジタル営業担当は電子書店でのキャンペーン施策等の企画をします。編集と営業部門で密に連携し、作品の売上を最大化させるよう努めます。

まんがの宣伝に関することは、基本的になんでもやる!という部署です。担当編集からの要望を実現するというパターンもあれば、売上好調な作品やメディア化などのトピックに目をつけて、自ら提案して施策を打つこともあります。最終的なゴールは、まんがが売れるようにすることです。 (宣伝課 O.N)

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校正・入稿

色校正紙が上がってきたら、編集部と制作部で入念なチェックを行います。
編集は、作家のカラーイラスト等が指示した色で印刷されているかを確認。モニター上と実際の印刷では色味が異なるため、CMYKのどの色を強くするか等を細かく指示します。誤植がないかも要チェック。
制作は、印刷会社への発注通りの仕上がりになっているかを確認します。色数、寸法等を隅々までチェックします。

裏方仕事ではありますが、ここでミスがあると大変なことになるので気は抜けません。原価の中で品質を伴った商品を出すことが読者のためであり、作家のためであり、会社のためになると考えています。納期、品質を丁寧に管理することを心がけています。 (制作部 O.H)

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印刷

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協力:TOPPANクロレ株式会社

印刷会社にて印刷・製本作業がはじまります。用紙ロール、刷版、インキを機械にセットして本文を輪転印刷→表紙を糊付けして仕上がりサイズに断裁→カバーや帯がかけられて完成→結束されて取次や倉庫に納品されます。

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店頭へ

刷り上がった単行本が販売会社(取次)を通して、全国の書店へ配送されます。
発売日を迎えると、書店の新刊コーナーに並び、電子書店では配信がスタート。読者の元へコミックが届きます。

RECRUITMENT INFORMATION

※入社志望書記載の第1または第2希望の職種グループへの配属となります。 ※永続的な確約ではありません。配属後、適性を考慮した後、部署異動の可能性があります。