冷酷非情な「狼陛下」珀黎翔の臨時花嫁としてアルバイトに励む夕鈴。《春の宴》の少し後、昇進した官吏をお祝いするために再び宴が開催されることになった。陛下にふさわしい完璧なプロ妃としての振る舞いを目指す夕鈴は、ひとりお祝いの贈りもの作りに精を出す。一方、宴を巡りなにやら不穏な動きを察した黎翔は、李順や浩大を使って夕鈴に害が及ばないように画策する。しかし肝心の夕鈴にはその本心が伝わらず……!? すべて書き下ろし。オリジナル・ストーリー3編収録。
ある日の後宮、夕鈴が弟への仕送りに添える手紙を書いていたところを見た狼陛下こと黎翔は、自分は夕鈴から手紙をもらったことがないと気づいて手紙が欲しいと思うもののうまく言い出せない。一方、夕鈴はそんな陛下の姿を自分のプロ妃としての職務怠慢だと思い込んでしまい……?
冷酷非情な狼陛下こと珀黎翔の花嫁役として アルバイト中の夕鈴。ある日、王宮で出会った少女に 頼まれて一緒に下町へ遊びに行くことになるが、夕鈴がいないと寂しいと陛下までもがやってきてしまい…? すべてオリジナル書き下ろしストーリー3編収録。
狼陛下の臨時花嫁役としてお仕事に励む夕鈴はある日、王宮の片隅でキラキラと光る水晶を見つける。普通ならありえない木の上に存在していたそれは、枕元に置いて眠ると見たい夢が見られるという下町で流行っている不思議な「夢水晶」だった。はたしてその夜、夕鈴の見た夢は……?