新入社員の本音トーク

入社ビフォー・アフター

別冊花とゆめ編集部2016年入社 福嶋麻友

「少女まんがのバイブルを作りたい」

少女まんがのバイブルを作りたい。どの世代にも、少女まんがのバイブルとも呼べる名作があります。私は、これからの世代の若い女の子達に向けて、少女の心に響く新たなバイブルとなる少女まんがをつくっていきたいです。

販売宣伝部 販売1課2016年入社 平澤泰生

「ミュージシャンになりたい」h4>

自分の好きなことが、結局本業の仕事にもつながって役立つ。そんなタイジンになりたい。仕事も「好き」も、どっちも本気。だから私の場合は、まんが雑誌を盛り立てるミュージシャンになりたいです。

白泉社を選んだ理由は、未知の可能性

福嶋
平澤くんが白泉社を志望した理由って何だった?
私は最初に読んだ少女まんがが「学園アリス」で、一番好きなのが「桜蘭高校ホスト部」。私の少女まんがの基礎を築いてくれたのが白泉社のコミックス。少女まんがの地盤がしっかりあるのに、新しい試みもあって、ここで働いたら凄く楽しいんじゃないかと思ったんだよね。
平澤
僕は妹がいたんで、少女まんがも読んでいて。高校時代に「会長はメイド様!」が流行ってて、男性にも人気があったなあ。白泉社は少女まんがで有名な会社なのに、ヤングアニマルのような凄い青年まんがもある。そのギャップが、いろいろなことをやらせてくれる会社じゃないかなと思った。
福嶋
入社して、会社のイメージは変わった?
もっと女性がたくさんいるかと思ったら、男性が多かったのが意外。別冊花とゆめ編集部は、私以外は男性。フロア内も男性の方が多いけど「昨日の月9見た? 福士君かっこよかったよね。俺キスされたくなっちゃったよ」ってドラマの話ができちゃう。乙女心を持つ男性が多い(笑)。
平澤
僕はヤングアニマルを読んでいたので、それこそ灰皿や怒号が飛び交う相当激しい会社かと思っていた。
ところが凄く穏やかな人が多かった。それによく気遣い出来る人が多いよね。

編集部と販売部の仕事の違い

福嶋
私達、同期入社だけど部署が違うから、お互いの仕事の内容をよくわかっていないかも。
平澤くんは今どんな仕事をしているの?
平澤
販売部は、基本的に全国の書店さんと販売会社(取次)さんとのやりとり。書店さんに行ってフェア企画や販促物の説明をしたり、白泉社をアピールするのが仕事。書店さんに本を出荷してくれる販売会社さんには、どんな本が売れているか、メディア化予定があるから本の用意をしてくださいっていう情報をFAXでお知らせしたり。

あと、重要なのは、部数決めかな。売り上げを予想して、初版の部数や重版出来を決める。数字は、社内の編集部も、書店員さんも、販売会社さんも、みんなを納得させないといけないから凄く難しい。福嶋さんは?
福嶋
私は、月1回発売の別冊花とゆめを作ること。2〜3作の連載作品を担当していて、毎号毎号のどこで盛り上げるかは悩みどころ。担当しているのがベテラン作家さんばかりだから、その辺は逆に作家さんから教わっている最中なんだけど。他には懸賞ページとかもくじとか記事ページを作ったり。
平澤
作家さんのサイン会や原画展の手配もあるでしょう?
福嶋
書店のフェアでは、作家さんに販促物用イラストを描き下ろしてもらったり、イベントのスケジュール管理をやったり、マネージャー的な役割もしてるかな。あとふろくの企画も。読者だった時は小冊子とか楽しく読んでるだけだったけど、作るのは大変!
平澤
でも、ふろくも大切だよね。この間、ある先生のサイン会で読者の人に「先生のふろくが付いた号は買いましたか?」って聞いたら、「ふだん雑誌は買わないけど、あの号だけはふろくが欲しくて買いました!」って人が結構いたよ。
福嶋
えー、そうなんだ! それを聞いたら読者が思わず手が出ちゃうふろくを作らないといけないな。

先輩から学ぶ? パクる?

福嶋
入社後は、どうだった?
平澤
入社後1か月は、4人の先輩から担当雑誌を少しずつ任されて手伝っていく形から始まった。
基礎だけ教えて後は自分で考えてという人、丁寧に一つひとつ教えてくれる人、細かく指示する人、四者四様の先輩から仕事を学んだので、それは良い経験だったと思うな。
福嶋
私は、指導係の先輩について編集のイロハを教えてもらった。作家さんとの打ち合わせに同行して、作家さんのアイデアに対して先輩が返す言葉や説明の仕方、語彙力や表現力、自分の意見を言う際の編集者ならではのコミュニケーション力を目の当たりにして凄いなあと思ってた。「この表現は絶対パクろう!」ってメモしちゃった。
平澤
僕らの仕事って、マニュアル渡されて「ハイ、それ読んでおいて」って仕事じゃないから、現場で自分なりに考えることが多いよね
福嶋
うん。最初は一緒にやってくれて、あとは間違ってたら正してくれる感じだったり。結局、現場に放り込まれたおかげで成長できた気がする。

学生時代から変わったことは、笑顔と仁義

福嶋
入社して失敗したことってある?
私は、初めて作家さんと打ち合わせするお店選びを任されて提案したら、「こんな学生向けのお店じゃ駄目だよ」と、先輩からダメ出しを(笑)。お店選びにしても打ち合わせにしても、編集者はあらゆる面で作家さんのことを一番に考えるんだって痛感しちゃった。
平澤
失敗というか、書店さんから販促物や納品数について手厳しいことを言われることはよくある。でもそれは、書店さんも販売に命をかけている訳だから当然なんだよね。厳しくガンガン言ってくる相手に対しても、丁寧ににこやかにこちらの考えを説明すれば互いに理解しあえる。やっぱり、喋り方や笑顔って大切。 そういえば、この間後輩に「明るくなりましたね」って言われたんだよね。
福嶋
ああ! 確かに(笑)
平澤
毎日仕事先の相手のことを考えて気遣いしながら動いているからかな。学生時代とは責任も格段に違っているから。それよりびっくりしたのは、入社してから3回位、「仁義を切る」って言葉を聞いたとき。仁義を切るって、任侠映画じゃないんだから!
福嶋
ああ、わかる。然るべき人に筋を通してあらかじめ話を通しておいたのか、ちゃんと挨拶をしたのかってことに、凄く厳しい。
平澤
うん。販売も編集も、この業界は義理と人情で動いている、人で成り立っている世界だから。そこは凄く大切にしないといけない部分なんだよね。

仕事で楽しいことは企画の立ち上げと数字の分析

福嶋
仕事やっていて一番楽しいことって何?
私は、新規の連載企画の立ち上げ。ゼロの状態から作家さんと二人で企画を立ち上げていくことが楽しい! 今ちょうど作家さんと新連載企画を練っていて。地方の古い映画館が舞台になるのでそこへ取材に行って下準備を頑張ってるところ。
平澤
派手なフェアとかサイン会も好きだけど、実は僕は売り上げデータを見ているときが一番嬉しい。この販促をやったから売り上げが伸びたんだなとか分析して、数字でやった結果が見えてくるのが嬉しいんだよね。
福嶋
うん、編集者も数字を見ることが大切だって常々先輩から言われてる。今度数字の読み方、教えてください!
平澤
それとサイン会で、感極まって泣く読者の人とか見るとね、頑張んなきゃって思う。僕は22年も生きてきて、あんなに人を泣かせるほど感動させたことないから。
福嶋
私も、喜んで泣いている読者さんを見て、もらい泣きしちゃいそうになった。もちろん数字も大切なんだけど、現場でそういう反応を見ると、「作家さんって凄い! まんがって凄い!」と思うし、編集者としての自分の活力にもなる。何より元気がもらえる。この喜びを糧にして、これからもお互い頑張っていこうね!

就活必勝(!?)アイテム

別冊花とゆめ編集部 福嶋麻友

「3月のライオン」

私は面接官に心配されるほどガチガチに緊張してしまうタイプなので、面接前はリラックスするためにまんがを読んでいました。ギャグまんがや「3月のライオン」の勇気が出るシーンを読んで気持ちを盛り上げていました。とにかくリラックスして笑えるくらいの状態で臨むのが良いと思います。

販売宣伝部 販売1課 平澤泰生

「勝負ネクタイ」

最終面接につけていったのがこの勝負ネクタイ。今も営業として話をしてくださいと頼まれたら、やっぱりこの勝負ネクタイをつけていきます。何かジンクスがあると、緊張する局面でも落ちつけますよ。