白泉社で働くということ 私のキャリアパス

山あり谷あり!? 雑誌編集長の入社からこれまで、怒涛のステップアップ年表。

ヤングアニマル編集長 1999年入社 亀嶋淳司

私の「タイ!」「みんなを笑顔にしたい」

「みんな」と言っても、まず作家さんを笑顔にしないと始まらない。逆に言えば、みんなを笑顔にするには、目の前の作家さんが笑顔でなければ。作家さんがやりたいネタをとことん話し合い、描きたい作品を思う存分描いてもらい、売れるお手伝いをするのが編集者の仕事。それが作家さんの笑顔、引いては読者の笑顔につながると信じています。

1999.Apr

入社して販売部に配属

スポーツ新聞社かまんが雑誌の出版社を希望していましたが、白泉社でなら、きっと何か面白いことができるなと。ところが編集部を希望していたのに、入社後は販売部へ配属。ショックでした(笑)。でも、丁寧にフォローしてくれる上司と、新人の頑張りを評価する先輩がいたおかげでやっていけました。今から思えば、電話の受け答えから、お客様との対し方、数字の読み方に至るまで、販売部での4年間の経験が現在の編集長としての下地を培ってくれたと思います。

2003.Feb

念願の編集部へ異動

ヤングアニマル編集部に異動後は、編集者としてはゼロスタートです。販売部では、営業的な側面で数字を追いかけることが仕事。編集部では、まず作家さんと良い作品を作ることが基本。まったく違う仕事ですから、先輩に聞きまくったり、同期の新入社員と情報共有したり。
初めて担当を引き継いだ作品は、技来静也先生の「拳闘暗黒伝セスタス」と克・亜樹先生の「ふたりエッチ」
史実を丁寧に取材する技来先生、データを盛り込む克・亜樹先生という人気作品の作家さんを担当し、作品のための取材や下調べの重要さを学びました。

2005.May

ヤングアニマル嵐 月刊化

2008.Feb

ヤングアニマル編集部 主任に

2008.Dec

川下寛次先生「当て屋の椿」連載スタート

編集者としての私のスキルを上げてくれたのは、川下寛次先生の「当て屋の椿」。初めて作家さんと一緒にゼロから立ち上げた思い出深い作品です。作家さんの色気ある絵の魅力を十二分に伝えるために設定したお江戸吉原という華やかな舞台と江戸の怪異事件が読者から好評で、手応えと喜びを感じましたね。「当て屋の椿」の売り上げを見ると女性購入者が多く、若い女の子からファンレターが届いたのも意外な発見でした。
編集者にはいろいろなタイプがいます。私はどちらかと言うと、作家さんとの1作めの仕事よりも2作めの方が良いものに出来る気がします。前作に詰まっている魅力や潜在能力を徹底的に分析して、新たな次作品を一緒に練り上げる。川下寛次先生も、前作「杏子ボンバイエ!!」での女教師・猪木杏子の強くて色気ある魅力が、次作品の主人公・椿につながりました。

2012.Feb

ヤングアニマル嵐の副編集長に

青年まんがの世界では、他誌で連載中の作家さんに声をかける、横のつながりが多い。販売部での営業経験は役立ちましたね。いい作家さんを見つけたら、連絡先を探して声をかけていく。今なら作家さんのSNSから連絡するのが普通でしょうが、当時は人間関係をフル活用して飛び込みアプローチでした。その後は、作家さんと一対一の関係。作家さんの魅力をどうやって引き出して作品化していくか、編集者の腕にかかっています。その根底には相手の得意な分野を理解して支える編集者としてのサポート力が大切だと思います。

2012.Aug

ヤングアニマル20周年

2015.Nov

清野とおる先生との出会い

「東京都北区赤羽」で有名な清野とおるさんとは、お酒の席で出会いました。お忙しくてすぐに仕事は引き受けてもらえないとわかっていましたが、楽しい方で、その後も数か月毎に会って飲んでいました。それが、ある日突然「じゃあ、そろそろ描きますよ」とご自分から。
その辺のいきさつは「Love&Peace」を読んでいただくとして(笑)、作家さんとの出会いはまさにご縁とタイミング。仕事をお願いしている・していないに関わらず、作家さんと会って話すのはごく自然なこと。好きな人や興味のある人なら、いまどんなことしているのか、何が好きなのかって気になるじゃないですか? 作家さんとはいつも心でつながっていたいですね。

2016.Aug

ヤングアニマル嵐
リニューアル

2016.Jul

ヤングアニマル編集長代理を経て、編集長に

雑誌としては、注目される雑誌としてどんどん変わっていきたいと思っています。ヤングアニマル嵐は2016年の夏に内容を刷新してリニューアル。ヤングアニマルは2017年1号からロゴや表紙デザインを刷新しました。
「ベルセルク」「3月のライオン」のアニメ化・映画化に合わせて、グラビアばかりでなくイラストの表紙も出しています。アニメや映画から入ったファンには、ヤングアニマル自体を知らない人もいるので、きちんと伝えて読者の裾野を広げていきます。これからも若くて面白い感性を探し、常に新しい何かを読者に伝えられる誌面構成にしていきたいですね。