スタジオジブリ「コクリコ坂から」主題歌発表 宮崎駿さんと吾朗さんが今の思いを語りました
昨日、3月28日、スタジオジブリが7月16日(土)に公開を予定している
最新作「コクリコ坂から」の主題歌発表記者会見がありました。
スタジオジブリで行われた会見の冒頭で、宮崎駿さんが挨拶しました。
「埋葬できない人を抱える国で、原発で国土を失いつつある国で、
アニメーションをつくっている自覚があります。
郵便配達の人は郵便を配るし、バスの運転手はバスを運転する。
我々も仕事をつづけよう。歴史的な事件をはさんで、時代の変化に
耐えられるかが最大の関心だった。
私は企画脚本だけなので、映画のできあがりについてはわかりませんが、
まちがいではなかったと思っています」
被災者たちのことを語るときには、ぐっと涙をこらえながら語る宮崎さん。
「私たちの文明はこの震災に耐えられない。
誰が悪いのではなく、敬虔な気持ちで向きあわないといけない。
放射能に立ち向かっている人へ感謝と彼らを誇らしく思う」
そして、昨年から制作をはじめた、この作品「コクリコ坂から」に
込めた思いについても語りました。
詳しくは次号、MOE6月号(5月2日発売)にて掲載します。
そして、父・宮崎駿さんからシナリオを受け取った、
宮崎吾朗さんが「コクリコ坂から」の監督を務めます。
「3月10日に主題歌のレコーディングがあり、
この歌は好きな人のことを思ってるだけでなく、
広く人のことを思っている鎮魂歌だと感じた。
この歌の持っている意味が重く感じられました。
この歌が僕たちを支えてくれるように、
人を支えてくれたらと願っています」
吾朗監督は、そう、主題歌を紹介しました。
主題歌を歌うのは、「ゲド戦記」でも主題歌とテルーの声を務めた手嶌葵さん。
挨拶では、涙で言葉に詰まりながらも、
「手をとりあって前にすすんでいけたらいいなと思います」と、主題歌を披露しました。
静かなピアノの調べに、透き通る優しい歌声が、スタジオジブリに響きました。
聴いている人々の心を包み、会えない人々のことに思いを馳せる。
みんなの思いがひとつになっていきました。
歌が終わると、宮崎駿さんは涙を拭い、前をしっかりとみつめました。
スタジオジブリの最新作は、計画停電の影響下でも、
夏の公開にむけて、歩みをとめません。
MOEでも特集を準備していきます。
主題歌「さよならの夏 -コクリコ坂から-」は、着うたダウンロードが始まっています。
マキシシングルの発売は6月1日発売予定。



































