毎月3日発売、絵本の情報をお届けする月刊誌「MOE」編集部のブログです。最新号の見どころ、最新刊のご案内をはじめ、展覧会・イベント告知、編集部員の日記など、ここでしか読めない情報を発信します。
  Powered by
  Movable Type 3.38
  RSS

« 2008年07月 | メイン | 2008年09月 »

2008年08月

2008年08月27日

アンの島から

みなさん、たいへんお待たせしております!
大増ページの上に、さらに拡大版の赤毛のアンの島特集をお届けするため、
編集作業に取り組んでおりました。
次号、来週9月3日はいよいよ赤毛のアン特集です。

new1.jpg

アンの部屋にかかった100年前の鏡をのぞいてみました。
小さなアンが「世界でいちばんきれいな島」と憧れていた島へやってきて、
のぞまれていない子どもだと知ったときの気持ち。
好きになってはいけないといいきかせたグリン・ゲイブルス。
それでも好きにならずにいられなかった、
美しい自然が今も大切に保存されています。
お話を思い出しながらたどることのできる島への旅。
アンの物語の舞台を、そしてモンゴメリが愛したカナダを訪ねました。

new2.jpg

そして、なんと今回のカナダ取材をナビゲートしてくれたのは、
島を愛して20年、誰より島に詳しい写真家の吉村和敏さん。
美しい景色、構図を知る吉村さんだからこそ生まれた写真。
カナダ中をはしりまわって撮影してくれた素晴らしい写真の数々は本誌にて。
特別に読者プレゼント用の写真も用意しましたので、どうぞお楽しみに!

世界のアンが『赤毛のアン』として誕生することに命を懸けた村岡花子さん。
その影にこれまで知られることのなかった素敵な女性の存在がありました。
そして、モンゴメリが活躍した時代に書かれた、もうひとつの物語のこと。
初めて知ることができた新しいアンをとりまく物語をお伝えします。

今回の取材中には素敵な出会いが、たくさんありました。
日本でも、カナダでも、アンとモンゴメリがつないでくれた
心をわかちあえたみなさんに、
感謝の気持ちをこめて7年ぶりのアン特集をお届けします。

ニイムの読書日記 第8回

夏休みスペシャル(うそ)
「私の好きな食べ物本」

こんにちは。ようやく少し涼しくなってきたようですが、
みなさま、元気にお過ごしでしょうか。MOEスタッフのニイムです。
実はわたくし、食物関連の本が好きで、
いつしか拙宅の本棚には、「グルメコーナー」ができてしまったほどです。
でも、実際は料理を作ったり、美味しい店を訪ねるのにはあまり熱心でなく、
何というか、脳内限定食いしん坊という感じです。
ちなみに本棚にはもうひとつ「スピリチュアルコーナー」もあるのですが、
これについて語り始めると、なぜか周りから人がサーッと引いていきそうな
予感がするので、今回は割愛させていただきます。
そんなわけで、今回はおすすめ食べ物本を3冊紹介させていただきます。
なお、今回に限り、取り上げる本は新刊ではありませんので、あしからず。

では、1冊目、『ごくらくちんみ』(杉浦日向子/著、新潮社)。

gokuraku.jpg

杉浦日向子さんが、思いがけぬ若さで亡くなられたときは、
市井の一ファンとしてもショックで、しばらくは大好きな彼女のエッセイやマンガを、
淋しさで胸がつかえるようで、読むことができませんでした。
しかし、しばしの時を経て、今読み返すこの本の、
お酒と食べ物の描写の芳醇なことといったら。
珍味佳肴の一品を、一話のテーマにした掌編物語集なのですが、
もうヨダレが止まりません(笑)。
とうふようと泡盛、ふなずしになぜかカルバドス、このこに白ワイン。
定番あり、冒険ありのお酒とつまみの組み合わせが、
舌の上で溶け合ったときの表現の闊達さ、豊かさ。
その美味を夢想しつつも、あらためて、お酒をこよなく愛した杉浦さんの、
短くも充ちたりていたであろう「隠居」の日々に思いが至るのです。

2冊目は、『小林カツ代はこんなにいろいろ食べてきた』
(小林カツ代/著、文藝春秋)です。

katsuyojpg.jpeg

意外にも純正大阪育ちの、カツ代さん。
やさしい両親のもと、あたたかい家庭料理で育った少女時代。
商家だったので、街のお店での外食もけっこう楽しんでいたみたい。
その両方の味のエッセンスを身心に吸収して、
今の彼女の料理研究家としての結実があるようです。
だって出てくる関西の食べ物全部、すっごく美味しそうなんですもん。
ぼくのような東京者にとっては、関東であまり見かけないビフカツサンドだとか、
きざみうどんだとか、蒸し寿司だとか、そういったものの描写に、
特に食指をそそられてしまいます。読んでいるだけで幸せになる、
とびきり上等な味わいの「食の個人史」です。

そして3冊目は、『私の作ったお惣菜』(宇野千代/著、集英社文庫)。

unochiyo.jpg

文庫になる前の単行本の刊行が1986年だそうですから、
宇野先生御歳88か89の頃の作品となる勘定です。
しゃっきり元気な調理時のお写真とともに、
美味しそうな自慢料理の作り方を、伝授してくださっています。
その「自慢料理」の天心爛漫、のびやかな自慢ぶりがとても愛らしいというか。
すてきなおばあちゃま、という感じで、
まわりから大切にされているというオーラが伝わってきます。
林檎の白和えも鰯の天ぷらも、梅干入りのチャーハンも、
みんな美味しそうですが、特筆すべきは「極道すきやき」。
100グラム3千円はする和牛にブランデー、卵黄、割り下をかけまわし、
胡麻油で焼いてたべるそうです。野菜等は一切ナシ。肉だけ。
でも「みなさんが作るときは、100グラム千円くらいの肉でも、結構おいしい」そうです。
当時米寿を迎えていた宇野千代……いろんな意味ですげー!!
長寿の秘訣が、もしかしてここに!?
以上、今回おすすめの3冊でした。

2008年08月06日

生演奏で「崖の上のポニョ」を堪能!

MOE9月号「ポニョ」特集、もうご覧いただけましたでしょうか?

8月4日・5日の2日間、東京・九段下の日本武道館で
「久石譲 in 武道館 ―宮崎アニメと共に歩んだ25年間―」と題し、
25年にわたり宮崎駿監督作品の音楽を担当してきた久石譲さんの
コンサートが開催されました。

いつもジブリ作品のサウンドトラックをBGMにして生活している編集スタッフM子。
コンサート当日までの数日間は、とにかくもう楽しみで楽しみで、
うきうき、そわそわ、どきどき、仕事がほとんど手につかないありさまでした。

5日の15時の開演直前、東京はあいにくのすさまじい雷雨。
靴がびしょぬれになりながらも、当日券売り場に列をなす老若男女の顔は上気して、
うきうき、そわそわ、どきどきしているようすが伝わってきます。
私とおんなじ人がこんなにたくさんいる!
これまでジブリ作品だけでの久石さんのコンサートは前例がなく、
そして、きっとこれが最初で最後……!
スペシャルな企画に居合わせることができる喜びを開演前から実感したM子でした。

オーケストラ200人、合唱団800人、マーチングバンド100人の超大規模編成の演奏と、
巨大スクリーンに映し出される映画の名シーンの数々。
「風の谷のナウシカ」から最新作「崖の上のポニョ」まで、
これでもかこれでもかと圧倒的なスケールで響く、力強く心地よい音。
大合唱団による「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」では、
思わずうるうるしてしまいました(まわりの席からもすすり泣きが……)。

8曲演奏された「崖の上のポニョ」の音楽もすばらしかったです。
もちろんあの「ぽーにょぽーにょぽにょさかなのこ♪」のかわいい歌も披露されて、
会場の盛り上がりは最高潮に。

真夏の午後の、しあわせなひとときでした。

hisaishi01.jpg  hisaishi02.jpg

hisaishi3.jpg

「ポニョ」の映画を観た後は、サウンドトラックをBGMに、
MOE9月号のポニョ特集で映画の余韻にひたる。
これが今年の夏休みの有意義な過ごし方ではないでしょうか!

2008年08月02日

MOE9月号「崖の上のポニョ」特集、本日発売!

みなさんこんにちは。
本日、いつもより1日早く、最新号MOE9月号が発売になりました!

mo0809_s.jpg

巻頭では、大ヒット中のスタジオジブリ新作映画「崖の上のポニョ」を総力大特集!
そして、先日このブログでもお伝えしていた通り、
とじこみの「BOOK in BOOK DX」には、「ポニョ」の美術監督を務めた
吉田昇さんの描きおろし絵本「ポニョがやってきた海辺の町」が登場。
ワイド版サイズで、「ポニョ」の幻想的な海の美しさがたっぷり楽しめます。

tojikomi.jpg

第2特集は、「だるまちゃん」シリーズや『からすのパンやさん』などが
人気のロングセラー絵本作家、かこさとしさん。
かこさんご自身の長年の研究テーマでもある「あそび」を切り口に、
絵本の数々をご紹介します。
大人だって「あそび心」を持ち続けていれば毎日が楽しなる、ということが、
かこさんの絵本からさまざまな形で読み取ることができます。

売り切れ必至のMOE9月号
急いで入手してくださいね!


(C)1998 HAKUSENSHA, all rights reserved.
このサーバー上のデータの著作権は、全て白泉社が保有します。無断複製・転載・放送等は禁じます。
このサイトに関するお問い合わせはこちらへ。