こんにちは。お暑うございますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
MOEスタッフのニイムです。
この編集部ブログも段々内容が充実してきたようで、
どー考えてもこの「日記」は、まわりから浮いている模様。
そろそろさりげなくフェイドアウトを……と更新をサボっていたら、
早く埋め草用に書けとの指令が。
お目汚しですが、よかったら暇つぶしに、流し読みをお願いいたします。
今回は売れっ子女性作家の作品3冊をご紹介いたします。
1冊目は『ほのエロ記』(酒井順子/著、角川書店)。

タイトル通り、日本人ならではの、繊細かつ情趣豊かなエロ心について、
春夏秋冬四季別に、おなじみ酒井順子さんが綴ったエッセイです。
小見出しをランダムに挙げてみると、「鶴光」「タイのオカマショー」
「チャイナドレス」「混浴」「スポーツ新聞」等々……。
男女を問わず、誰しも一度くらいは、ちょっぴりエッチな好奇心を
いだいたことがあるであろうアイテムについて、
著者独特の、一歩引いた客観的かつ的確、
ややシニカルな視点で語られるのがたまりません。
昼ひなかのカフェなどで持ちだすのがはばかられるようなネタを、
旧友との一泊温泉旅行の夜に、こっそりクスクス喋りあってるような
気分にさせられる一冊でありました。
さて2冊目は『男性不信』(池松江美/著、太田出版)です。

辛酸なめ子さんの本名名義での、半自伝小説だそうですが、
それにしても直球なタイトルですね……。
読んでみると、思春期初期からの絶えることない男性からの受難の歴史が、
これでもかこれでもかと、たたみかけるように語られてゆきます。
といっても、ネットアイドルを目指して、オフ会まで開いてみたり、
日本人男性に絶望した挙句、フランス人との交際を画策したりと、
意外とアグレッシブなのが、なんともオカシイ。
ただの妄想に終わらない行動的なキャラクターが、この著者を著者たらしめ、
現在の文筆業者としての成功を導いているのでしょう。
ラスト、3冊目は、『47都道府県女ひとりで行ってみよう』(益田ミリ/著、幻冬舎)。

マンガ、エッセイ、川柳と、多方面で活躍する著者の、
5年間に渡る地道な国内旅行記です。
毎月1県、47回。これ、けっこうたいへんですよね。
しかも特別旅好きでもない女性が、自発的にひとりで行くって。
その固い意志とはうらはらに、文章は(併載された4コママンガも)、りきみがないのに、
どこか一片ふっと心に残るようなところがあって、とてもよかったです。
共感したのは、旅を重ねるにつれて、無理に土地土地の名物を摂取するのを
やめていくくだり。ぼくはわりと旅行好きのほうだと思うのですが、
行った先で課題のように、有名店に行ったり、
あまりほしくない名産土産を買うのが苦手なので、
その気持ちがすごくよくわかりました。
以上、おススメの3冊でした。