ペンネーム 緑川ゆき(みどりかわゆき)
コミックス 「あかく咲く声」全1巻
国府佐和(さわ)の片思いの相手は、同じ学年の無口な辛島(からしま)。彼に告白を決心した矢先、彼の重大な秘密と驚くべき能力を目の当たりにしてしまい…!?
出身地 熊本県
誕生日 5月23日
デビュー作 「珈琲ひらり」
(LaLaDx1998年11月号)



(C)緑川ゆき/白泉社 禁無断転載

Q 1:緑川先生はいつ頃から漫画家を目指していたのですか? 漫画家になるために、ご自分で努力なさったことなどがあれば教えてください。
緑川先生:中学に入った頃、夢から本気になりました。他誌に長いこと投稿させていただいたのですが、まったくひっかからなくてヘコみまくっていましたが、とにもかくにも絵の練習をしまくりました。
 それでもまだウサンくさい絵なので、今もまだまだ練習してます。
Q 2:「あかく咲く声」の設定は、どのようにして考えついたのか教えてください。
緑川先生:愛チャリに乗って川のまわりをMD聴きながらグルグルまわっていた時、とてもきれいな声が耳に入ってきて、「こんな声でお願いされたらたまらんなー」と思ったのがきっかけです。
 あと、事件ものが好きなので警察とひっつけちゃえばムリなく事件が出せるかなと思ったので、あんなことになっちゃいました。

Q 3:「あかく咲く声」の中で重要な役割を持つ「声」は、どのような発想から生まれたのですか?
緑川先生:
Q2の答えと同じなのですが、決定的にこれでいこうと思ったのは、「無口な人」の「無口」に何か意味、というか理由があったらおもしろいなと思ったので。
 無口→声が出せない理由がある→とんでもない声のもちぬしだから! というカンジです。本当は「声」ネタではもうひとつ考えがあったのですが、今回は「極度に気持ちのいい声」のほうをとりました。
Q 4:もし先生が辛島くんのような自分の命令、願望が叶ってしまう「声」を持っていたらどうしますか?
緑川先生:何か大きな保険にでも入ったような気になって、好き勝手に生きちゃうかもしれません。でも結局バンバン使うぞと思っても、小心者なので「そこどいて」とか「それとって」くらいしか使えないかも。
 ダメダメ人間ですね、いろんな意味で。

Q 5:ずっと気になっていたのですが、辛島くんの下の名前が出てこないのには何か理由があるのですか?
緑川先生:基本的に名字呼びが好きです。
 名字のほうが、あまり好きではない響きでもキャラの個性で飲みこんでしまえるので使いやすいです。下の名は、性格や人格を表すようで、与える影響が大きく「この名前嫌いだからどうもこのキャラ好きになれない」という人も出てきちゃうかなと思っているので、ついつい避けてしまってます。 辛島の場合は単に出すタイミングを逃がし続けてるだけなのですが。名前は重要ですね。
Q 6:緑川先生は作品を描くための資料・情報などを、どのように集めていらっしゃるのですか?
緑川先生:
その点に関してはマンガ家にあるまじき怠け具合なのですが、普段から興味のあることを色々観察するのが好きなので、それが役にたってることが多いです。
 マメに建築物の写真をとって、それを見ながら妄想をふくらませています。

Q 7:先生の作品には独特の雰囲気があり、それが読者にとって魅力なのですが、何か影響を受けたものはありますか?
緑川先生:
影響はものすごくうけやすいです。
 だから映画なんかも「話を創る人間はいいものを観て勉強しなきゃダメ」と姉におケツを叩かれて、やっと腰をあげて観に行きます。いい作品に触れてしまうと、その日1日「せつなかー」とボォーっといつもにも増してしてしまうので、時間がある時にだけ手を出すようにしています。
 そういえば、映画のサントラからも大きな影響をうけます。この曲にあうシーンを描きたい!! とか。恐れ多いのですが。
Q 8:今までの作品の中で、お気に入りのキャラや場面があったら教えてください。
緑川先生:
自分のなかで「やるだけはやったぜ(絵以外は)!!」などと、ちょっとカンチガイしながらも楽しくやれた「名前のない客」が作品としてはお気に入りです。
 キャラでは、キャラ重視で描いた「珈琲ひらり」のおバカ2人につっこみ1人という形が好きで、特に水上(ミズカミ)がお気に入りなのです。
 「あかく咲く声」は色んな面で探究中です。

Q 9:将来的にどのような作家になりたいですか? 目標としている作家さんはいらっしゃいますか?
緑川先生:
とにかく持ち味が薄れないことを目標としているのですが、自分に何が求められているのかまだわからないので悩んでいるところです。自分ではここがウリだと思って伸ばしても、読んでくれている方は別のところがツボだったのに、というふうにすれ違うのがこわいです。
 よろしければ一言でもぜひぜひご意見くださいね。ここが良い! ここはよけいだ!! いかーん!!! とかね。
Q 10:緑川先生を応援している読者へ、メッセージをお願いします。
緑川先生:
デビューしたばかりのひよっこがここまで描かせていただけたのは、こうして少しでも私の作品に興味を持ってくれた方達のおかげです。
 一人一人皆さんとは熱くお話させていただきたいですね。目をつけてて良かった、と思ってもらえるような作品が創れるようになれたら最高に幸せです。
 時間がかかるとは思いますが、その日を目指して描きまくりますのでぜひ見ていてやってくださいませ!!
ありがとうございました。

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本当にありがとうございまいした。