アレクサンダーの胸板に擦れて、乳首がしこってうずいていた。まさに彼の唇がそこに触れようと迫るのに気づき、照葉は恐れて身をよじらせた。だが、アレクサンダーは許さない。ことさらゆっくりとキスを這わせる。心臓の上の勃った乳首にいよいよ唇がたどり着く。
「は、あああっ!」
照葉は背をしならせた。口をついて出た声を恥じて、照葉は拳で口もとを覆った。アレクサンダーは小さい乳首をキスで押しつぶすように何度か触れた。やがて唇で左右に擦る。そっと挟みこんで上下に揺らす。
「────ッ!!」
喉を震わせ声も失い、照葉は乳首のせつなさに耐えた。いったい今夜はどうしたんだ。他の誰かとするセックスとまるで違う官能に照葉は惑乱を深めていた。
「聞かせて。照葉。君の声を」
含まれ、熱い舌先が乳首に触れて絡みつく。ビクッ、と揺れた体に驚き、照葉は浅く息をつく。もっとそこを苛めてほしい。それから早く貫いてほしい。抑え難い欲望が突き上げ、こんな衝動は初めてだった。なのに胸ばかりを愛された。欲望が身のうちで大きく育ち、ざわざわとのたうち苦しいほどだ。
「聞かせて、照葉」
硬くしこった乳首にはアレクサンダーの舌は柔らかすぎる。むせび泣くように声を漏らして、照葉は固く目をつむる。どんなに抑えようとしても、体の手綱が取れない。さんざん舌で舐められて、最後に硬い歯で扱かれたときに、照葉はとうとう嬌声をあげた。
「いっ、もっ……っ、めてっ、くださ……っ」