バーバラ片桐/作
高座 朗/イラスト


2010年2月18日
シリーズ名 花丸文庫
作品名 首筋に濡れた牙
巻数 全1巻
作家名 バーバラ片桐/作 高座 朗/イラスト
定価(税込) 610円
判型 文庫判
内容 東京近郊の広大な屋敷に住む男二人、恭一郎と正治。吸血鬼と狼男の血を継ぐ二人は、明治初期から生き続けている。その秘密を隠し、ひっそりと生きていたが、税務署に気づかれて…。
ISBN ISBN978-4-592-87615-1


P48−49.より抜粋

「いい。……したいように……しろ、……ぁ!」
 鷺沼の声が途切れたのは、葛木の手が服の上から、硬くなった部分を握りこんだからだ。
 硬くなった部分を揉みほぐすように力をこめると、悲鳴のような声が漏れる。だが、対照的に鷺沼のものはますます硬さを増していた。
「御当主は、少々乱暴にされたほうがお好みなようですね」
 頭の芯のほうに熱が居座っていた。それが葛木の思考力を奪い、鷺沼のことしか考えなくさせる。
 腰を浮かせ、いつになく乱暴に服を脱がした。勃ちあがっていた性器が外気にさらされた途端、鷺沼は押し殺した吐息を漏らした。
「……ン」
 この行為に感じているのが、腹につきそうなほどに熱くなった性器の形状から読み取れる。葛木は鷺沼の両足の間にひざまずき、足を開かせた。
 まずは軽く握りこみ、先端の割れ目を反対の親指でなぞる。ぬるぬるとあふれだす蜜を、その周囲に塗りつけるように指先を蠢かしながら、他の指で根元からしごきあげた。そこにますます熱が流れこんでいくのを眺めながら、顔を寄せていく。
「舐めさせていただきます」
 予告しただけで、手の中でどくんとそれが脈打った。拒まれてはいないことを能弁な性器の反応で思い知らされ、葛木は舌を伸ばして蜜を舐めとった。

続きは文庫で読んでくださいね。