──『目隠しの国』では長期にわたる連載、本当にお疲れ様でした! 終えられたご感想はいかがでしたか。
「終わってしまった〜〜」といった感じです。自分が主人公3人のことをとても好きだったので、一抹(いちまつ)のさびしさを感じています。終わってしばらく経(た)ちましたが、最近ちゃんと読み返してみたところ、描いている真っ最中とは主人公たちが微妙に違って見えます。「あら、かなでっちゃん。こんな性格だわ!?」といった感じ。なんだか新鮮です。そして、作品の“荒(あら)”が目立って恥ずかしくなります。突っ込みどころも多いのですが、それでもやっぱり愛(いと)しい作品だったなぁと思います。
──先生にとっても思い出深い作品となられたのですね。『目隠しの国』の3人の能力や、ストーリーがうまれたきっかけをお教え頂けますか。
「未来」を見る、「過去」を見るという話は結構あるかと思うのですが、どちらか一方だけのお話が多いので、2人合わせて1セットみたいな話はあまりないかな?
と思って作りました。たしか「ララ」本誌に掲載枠が一本あり、そのコンペに提出するために、能力の設定しかなかったものを大あわてでプロットにした思い出がありますね。結局その選考には落ちてしまったのですが、それを元にして「目隠し」を再び作り上げました。当時の担当さんがページを増やしてくれたり、時間的な余裕もあったので、ありがたかったです。プロットを作り上げる勢いと、その後の推敲(すいこう)がなければ、第1話はかなり違ったものになっていたと思います。ストーリーが生まれたきっかけの一つは、あのコンペと選考に落ちたことだったなぁと今でも思います。
──画面の端々(はしばし)から、先生のキャラクターたちに対する愛情をひしひしと感じましたが、最終回以降の彼らの「その後」や、本編には入らなかったエピソードなどありましたらぜひお聞かせください。
ありがたいことに「入れたい」と思ったエピソードはほとんど描くことができましたので、特にはないです。描ききれてないなと思うこともありますが、力量の問題であって、エピソードが入りきらなかったというわけではありません。ですが並木(なみき)さんは、まろと亀には愛されていますが、いま一つむくわれなかったなぁと思っています。人間相手で幸せにしてあげたかった気も少しだけしています。あと、あろとかなではこのままいけばどう考えても結婚すんだろうなと。かなではともかくあろが離さないかなーっと思います。
──そんな後日談もいつか読んでみたいですね 『目隠しの国』ではダンスパーティーや文化祭など、様々な学校行事がストーリーの中に印象的に織り込まれていましたが、先生ご自身の学生時代の思い出はありますか?
祭りが好きなので、学校行事はなるべく積極的に参加しました。学校行事がとても多い学校に通っていたので、思い出はたくさんあります。ほとんどがネタになりそうなので、まんがに使っています。まだ使っていないネタもたくさんあるので、まだナイショです。いつかまんがに盛り込めたらいいなと思います。
──なるほど、思い出は貴重なネタの宝庫ですね(笑)。 |
 |
|