──筑波先生の最新作『ペンギン革命』についてお伺いします。前作『目隠しの国』とはまた異なる楽しさにあふれた作品ですが、どのようなきっかけでこの作品が生まれたのでしょうか。
 「才能」ものを描きたいとずっと思っていました。『目隠しの国』も「才能」ものですが、もっと“夢”に近いものを。何を題材にするか色々悩んだのですが、結局、いま自分が興味を持っているものを描こうということになりました。でも好きではあるけど、芸能界のことは全く知らないのですよね…。今さらながらあわてています。あと、ちょっと毛色が違うのですが「男女同棲」ものも描いてみたいと思っていました。いろいろ描きたいものがあって、どうせなら景気よく全部入れてしまえと思ったのが、一番大きなきっかけかもしれません。

──盛りだくさんの設定が今後どのように展開されていくのか、楽しみにしています! 今回は芸能界が舞台とあって、取材や資料集めも大変そうですね。
 資料集めは苦労しています。芸能界は自分の最も疎(うと)い分野の一つでしたので。手伝ってくれている人たちの方がずっと詳しく、助けてもらいながら描いています。あと第3話でバラエティ番組について描くことになったのですが、スタジオの様子を観てみたいと思い「笑っていいとも!」の番組観覧に何度か応募しました。けど全部落選(笑)。結局、取材は間に合わず、「いいとも」の収録に行ったことがあるアシスタントさんに、記憶を辿りながら想像で描いてもらいました。とりあえず、この先何を描くことになるか自分でも予測はつかないので、応募し続けようと思います(笑)。

──いつか先生がこっそりあの観覧席に座られているかもしれないですね(笑)。倍率が高そうですが、期待しています! まだまだ謎も多く目が離せない『ペンギン革命』ですが、この先の展開を少しだけお教えください!
 涼(りょう)が舞台に上がるために闘います。共演者であるNo.8の深津くんは悪い人なので(笑)、涼とゆかちんをねちねちと追い詰めることになるかと思います。読んでいる人がハラハラするように、でも不快にはさせないように、気持ちよい展開を目指したいと思います!
 そして、ナンバーズのスターたちも次々出す予定です。いろいろないい男を出したいと思っています。あと女の子のアイドルを出したい! ぜひ出したいです。
 それから、ゆか・涼・綾織
(あやおり)の3人の暮らしっぷりと、涼と綾の関係をもう少し描きたいなと思ってます。あ、ゆかちんのお父さんもそのうち出します。

──おおっ! ますます気になる展開になりそうですね。ゆかちんの奮闘ぶりや「いい男」の登場を楽しみにしています(笑)。
 
 ※このページの情報は2004年12月現在のものです。