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――『東京クレイジーパラダイス(以下『クレパラ』)』が昨年とうとう完結しましたが、6年間にわたる連載を終えられた瞬間は、いかがでしたか?
フクザツでした。思い入れが強い作品だったので…。満足感や、肩の荷がおりた解放感というのも、もちろんあったんですけど。その頃には次の作品のことも考えはじめてたんです。キャラクターを作ったり、主人公の髪型を考えたり。そちらのプレッシャーが大きかったですね。
――『クレパラ』といえば、ラストシーンがとても希望に満ちていて印象的でしたね。いつ頃、どんなきっかけで思いついたのですか?
牙流会(がりゅうかい)と九竜組(くりゅうぐみ)が決戦をして……みたいな大きな流れは、連載当初から決まってたんです。でも、ラスト付近になってくると、私自身、思いもよらなかった方向に話が流れていきました。ラストシーンについては、いつ頃決めたかはっきり覚えていないんですが、全てを描いてしまうのではなく、読んだ人にいろいろ未来を想像してみてほしい、と思ってああいうシーンになりました。
――連載の中で、描ききれなかったエピソードや設定などはありますか?
シバから解放された深角(みすみ)と志揮(しき)の再会とかは考えてましたね。あと、これは描き切れなかったというんではないんですけど、竜二の背中には暗闇で浮かび上がる発光塗料で彫った黄金の昇り龍の入れ墨がある…という設定があったりなかったり(笑)。中学生なのであからさまな入れ墨はマズいけど、暗闇だけならいいかなって。結局やめときましたけど(笑)。
――先生にとって『クレパラ』とはどんな作品でしょうか。
私の全てを注ぎこんで描けた作品…というところでしょうか。司の出生の秘密など、盛り込みたいことが山ほどありましたから。ただ、その分悩むことも多かったです。基本的には司というキャラクターとの相性も良かったのか、描きやすい作品だったんですが。『クレパラ』は、まんが家生活の一番楽しいところも苦しいところも味わえた作品だったと思います。
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