現在、「花とゆめ」に『天使禁猟区』の最終章を描き進めていらっしゃる由貴先生。クライマックス直前の心境など、たっぷりうかがいました。


(C)由貴香織里/白泉社 禁無断転載


ズバリ、ラストシーンは…!?

Q ついに、『天使禁猟区』もクライマックスが近づいてきましたね。どんなお気持ちで描き進められていますか。
由貴先生:とにかく忙しくて、1回1回が勝負! という状態が続いていますね。だから、ファイナルカウントダウンの実感もないのが正直なところです。

Q 先生のなかで、ラストシーンはズバリ浮かんでいますか?
由貴先生:・・・浮かんでいます、さすがに(笑)。

Q どんなラストになるのか、待ち遠しいです! 最近のストーリーでは、吉良先輩が実はルシファーだったり、加藤が壮絶な最期を遂げたりと、ショッキングな展開が続いていますし…。彼らの運命は、キャラクター設定をしたときから、ある程度決まっていたのですか。
由貴先生:この2人に限っては、全然違う形になってしまいました。

Q やはり、これだけロングランの連載だと、思い入れなども変わってくるのでしょうね。数あるキャラクターのなかでも、先生の思い入れが強いキャラは?
由貴先生:いまは、みんなに気持ちを置いているので特にはありません。強いて言えば、やはり主人公の刹那でしょう。

Q それでは、先生にとって「無道刹那」とはどんな人間ですか?
由貴先生:私とは、全く正反対に近い人間ですね(笑)。

Q それはまた意外な気がしますね(笑)。

連載が終わったら…

Q 『天使禁猟区』を描き続けていて、つらかったこと、あるいは楽しかったことは?
由貴先生:つらいのは、思うようにいかない自分の実力と、ページ数の兼ね合いと、月2回やって来るキビシい〆切です(笑)。楽しかったことは、たくさんの読者の共感を得られたこと。この作品で、いろんなメディアミックス化の夢もかなえてもらえましたし…。

Q メディアミックスといえば、『天使禁猟区』OVA(オリジナルビデオアニメ)がいよいよ発売されましたが、制作に携ってみて、いかがでしたか?
由貴先生:畑の違う仕事に対して、どこまでが可能なのか、手が出せるのか…。その限度がわからなくって大変でしたね。いまではもう私の手を離れて別次元のものになっているので、原作者の立場は難しいです。

Q なるほど…。それでは、連載が終わったあとプライベートでぜひやりたいことは?
由貴先生:1週間は何も考えずボーーーーッとしていたいですね。そして眠りたいだけ寝たい!(笑)

Q いまのご多忙ぶりがよーくわかるお答えですね(笑)。ところで、ゲームがお好きだとうかがいましたが、最近ハマったゲームは?
由貴先生:『ペルソナ2 罪』です。続編が楽しみですね。

Q RPG系のゲームは、やはり人気がありますよね。最近は、ゲームもオンラインで出来たりしますが、インターネットはよくご覧になりますか?
由貴先生:ちょっと前までチャットにハマってました。自分の関連サイトにもよく行きますよ。

ヴィジュアル系で行こう!

Q ストーリーは、どんな時に浮かびますか?
由貴先生:ウォークマンで音楽を聴きながら歩いているときです。

Q 先生は、音楽がとてもお好きなんですものね。お仕事中のBGMには、どんなものを聴いていらっしゃるんですか? また、『天使禁猟区』に合う音楽といえば?
由貴先生:ちょうどアルバムが出たところだったので、最近はGacktを聴くことが多かったです。『天使禁猟区』には、ヴィジュアル系しかないと思うけれど…(笑)。

Q 最近は、どんなライブに行かれましたか?
由貴先生:ラピュータ! やっぱり、あのダークなノリがいいですね。

Q やはりヴィジュアル系なんですね(笑)。お笑い系では、どんなタレントがお好きですか?
由貴先生:ダウンタウンや爆笑問題、ロンドンブーツ1号2号に藤井隆…。ミーハーかも…(笑)。

Q ちょっと毒のある笑いって感じでしょうか(笑)。

カインファンに朗報!

Q 毒といえば、毒の伯爵・カインシリーズの方も大人気ですが、続編を描く予定はありますか? 心待ちにしているファンに、愛のメッセージをお願いします。
由貴先生:描く予定はあるって、前からずっと言ってるのに信じてくれない人が多いのはナゼなんでしょう(笑)。私はやるって言ったらやるので、安心して待っててください。昔と同じ画風とはいかないかもしれませんが…。あ、これはわざとじゃなくて、月日のせいですが(笑)。

Q おおっ、力強いお言葉! そこまで由貴先生を「まんがを描く行為」に駆り立てるものは何だと思いますか?
由貴先生:〆切…わはは。

Q う〜ん…厳しければ厳しいほどヤル気が出たりして!?(笑) それでは、最後になってしまいましたが、ファンのみなさんにひとことお願いします。
由貴先生:いままでも、これからも支えてくれるみんなに見てもらえるよう、がんばって進んでいくつもりです。みんなの一時の息抜きや、楽しみのお役に立てたら幸いです。これからも見守っていてくださいね!