まんがに限らず、各種の技能を身につけるには弛まぬ反復練習が大切になってきます。今回、優秀新人賞を獲得した「私の好きな相馬くん」の画面からは、日々の努力が感じられ、大変好印象を受けました。アイデアや構成に若干の物足りなさがあったため、大賞獲得には至らなかったものの今後の活躍に期待が持てます。
投稿者の皆さんは、どうしたら最短でデビューできるかを考えるのではなく、どうしたらより多くの練習ができるかを考えて、次回作にチャレンジしてみて下さい。
LaLa編集部 柳沢仁 |
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真柴さんの作品は最近では見慣れた設定ながら最後まで楽しく読ませてくれたのが三重丸。新人賞3名中では来海さんの作品が勢いがよく読み手を物語に引っ張り込む力があります。高柳さんは絵・見せ方はOKですが話に達成感が欲しい。壱春さんは今の画面を味とせず読者にもっと伝わりやすくなるよう注意してください。プロとは「なる」より「あり続ける」事に不断の努力がいる世界。いつも物語を考え、常に「描きたい話」が数本ある新人時代を送れますよう。
メロディ編集長・飯田孝 |
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